淡々とバタバタと

先日、浸潤性小葉がんであることがわかりました。がんのこと、その他もろもろを綴っていけたらと思っています。

手術当日 ②

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こんにちは、かっきです。

 

名前を呼ばれ、目を開けると、

手術が終わったことを伝えられました。

リンパは大丈夫でしたよ。

と、声をかけられました。

よかったです。

と、返事をしました。

 

その後、ベッドでエレベーターに乗って病室に戻る間も、ずっと目を覚まして少し話をしたりしていました。

看護師さんが、

すごく元気ですね。

たまにこうゆう元気な患者さんがおられるんですよ。

と、ニコニコ教えて下さいました。

 

病室に戻っても、特に眠くなったりすることもなかったので、ぼんやりしていると、

看護師さんが、

18時半まで酸素吸入

19時半まで安静

安静解除になるとお手洗いへ行けます。

20時半で水分補給

翌朝から朝食を食べてもらい、点滴を抜きます。

と、教えて下さいました。

 

少しすると、夫が病室に来ました。

先生から説明があったと思うので、その内容を聞いてみると…。

なんかゆってはったわ…。

 

!?

もしかして、この人、覚えていない⁇

 

夫はどうやらテンパってしまって、

先生のおっしゃっていることほとんど覚えていないそうです。

……そんなこと、あります⁇

………そんな、頼りない夫って⁇

笑うしかない。

 

この状況から考えて、

成功しましたよ。

詳しくは病理の検査をかけないとわかりません。

的なことを言われたのかな?

と判断しました。

 

夫はベッドの横で座っていましたが、

どうやら、子供達が帰って来る時間が気になるらしく。

私も想像していた以上に、シッカリ覚醒しています。

夫には帰ってもらうことにしました。

 

特に痛みを感じることもなく、眠る気にもならず、

酸素マスクがうっとおしいなぁ。とか、

足の血栓防止用の機械がプシュプシュゆってるの、気になるなぁ。とか

ぼんやり思っていました。

 

すると、まさか、このタイミングで、携帯電話が鳴りだしました。

見覚えのない番号です。

でも、地元からの電話番号のようです。

ほとんどの人に入院のことを伝えていないので、先方は何気なく掛けてこられてるのかもしれないですが、重要なことかもしれないので。

病室の皆さんには申し訳なかったのですが、まだ、廊下に出ることもできないし、そのまま電話に出ました。

 

市役所です。

先日お子さんがコンクールに出された絵画を返却したいので、市役所に取りに来て下さい。

記念品も用意しています。

 

どこの窓口にいつまでに取りに行ったらいいのかを確認して、電話を切りました。

 

…なにも、このタイミングじゃなくても。

こんな、酸素マスクつけてしゃべりにくい、ましてや、術後1時間位しかたってない状況で。

 

そうはいっても、記念品はいただかないといけないので、

夫にメールを入れでおきました。

 

17時過ぎた頃に、再び電話が!

いつもはほとんど電話なんてないのに!!

と、長女からでした。

 

学校であったこと、今日の夜ご飯のことを話そうとしているようです。

今日、ママ、手術してあんまり元気じゃないから、明日でもいいかな?

と、お願いして電話を切りました。

長女には申し訳なかったのですが、病室ですし、酸素マスクですし…。

 

途中、何度か看護師さんがこられて、痛みはどうですか?と、聞いて下さいました。

ぎゅっと締められている感じはしていますが、痛みはありません。

 

18時過ぎた位に看護師さんがこられて、酸素マスクを取ることになりました。

と、看護師さんが一言。

これ、チューブ抜けてるねぇ。

えーーー!

いつのタイミングで抜けたのかわからないですが、

私、今まで顔につけてたのって、意味なかったんだ。

再び、笑うしかない。

 

血栓防止の機械が気になりますが、とにかくひとつ、繋がっていたものが取れて気楽になりました。

 

19時過ぎには、安静解除とのことで、トイレどうされますか?と、声をかけてくださったので、トイレに行くことにしました。

足の血栓防止用の機械と、靴下も脱ぎました。

心電図の機械も外して下さいました。

 

ドレーンの器具を入れるポーチを、持ってきてくださいました。

起き上がる手助けをしてくださるのかと思ったのですが、特に手を出されなかったので、

手術してない方の腕の側に半回転して、よっこらしょと自分で起きました。

ベッドの横に立つのも、意外にスムーズにできました。

ふらつきとか、大丈夫ですか?

ポーチと点滴の下がっている棒を持って、トイレに行って下さいね。

と、声をかけられ、トイレの前まで送って下さいました。

 

自分一人で用を済ますこともでき、

術後すぐなのに、普通に色々なことができることが驚きでした。