淡々とバタバタと

先日、浸潤性小葉がんであることがわかりました。がんのこと、その他もろもろを綴っていけたらと思っています。

入院 ② 術前検査

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こんにちは、かっきです。

 

病室で荷物を解いていると、看護師さんが来られました。

明日は14時からの手術ですので、夜ご飯が終わってから、翌日の10時までの間に、経口補水液を2本飲んで下さい。と、説明されました。

手術の時間、14時って…。

最初の説明は9時からだったのです。

 

看護師さんに9時からと聞いていますが、間違いではないですか?と、お聞きして、再度確認に行ってもらいました。

でも、「14時になってます。当初の予定から変わったみたいです。」

と、サラリと言われてしまいました。

 

子供達の学校へ送り出して、夫に来てもらって、手術が終わって、子供達が学校から帰ってくる前に、夫に帰ってもらって…。

と、段取りしていたことが、崩れてしまってパニックです。

夫に相談したところ、家の方は子供達と話し合って段取りするから。と、言ってくれました。

 

看護師さんに、今から、センチネルリンパの検査、口腔歯科、乳腺外来へ行ってください。と、

窓口の名前や、行き方の説明を書いたシートをいただきました。

ここからは、一人でも大丈夫だと思いましたので、夫に、明日13時ごろに病院へ来てくれるようにお願いして、帰ってもらうことにしました。

 

シートの通り、エレベーターで放射線科の受付へ行きました。

以前の診察の時に先生が、すごく痛い注射を乳輪の近くに打つと、おっしゃっていたので、不安でいっぱいです。

すぐに、名前を呼ばれ診察室へ入りました。

ベッドに座って待っていると、乳腺外来の担当の先生が来られました。

先生が直接注射されるそうです。

ベッドに横になり、洋服とブラジャーをたぐりあげて、左胸を出しました。

消毒されて、注射器を刺されました。それだけで、激痛です。

先生に痛いことを告げると、このあと、薬が入るともっと痛いのよ。頑張ってね。

薬が入ると本当に痛くて痛くて。

私、注射の痛みには強いと思っていたのですが、

息を止めて、お腹に力を入れないと耐えれないくらいの激痛でした。

 

その後、なんとか正気を取り戻し、先生に挨拶をして、

シートにあった通り、口腔歯科へ行きました。

 

受付にシートを渡し、待合で待っていると名前を呼ばれ、診察室へ。

歯医者さんのあの椅子へ座らされました。

今日は歯石取りだけなので、気楽です。

長年溜まった歯石をガリガリ取って下さいました。

久しぶりの歯石取りでしたが、衛生士さんの腕が良かったのか、機械の性能が上がったのか、

喉に唾が溜まることなく、とても快適に施術して下さいました。

施術後は2日くらい歯がザラザラした感触がするかもしれませんが、大丈夫です。

2日後に病室へ様子を見に行きます。と、説明がありました。

衛生士さんにお礼を言って、口腔歯科は終了です。

 

次は、乳腺外来です。

いつも1診での診察ですが、今日は5診から呼び出されました。

病室へ入ると、担当の先生がおられました。

エコーで見ながら、最終的な手術場所の確認をするとのことでした。

上の服を脱いで、ブラジャーを外し、ベッドに横になりました。

すると、先生がマジックペンで胸に直接いろいろな線を書いていかれました。

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左胸には「ひだりB??N」

と、わざわざ書いていらして、間違えないように左と書いているのだと、教えて下さいましたけ。

最後にシコリに触って見ますか?とのことでしたので。

是非!と、お願いしました。

先生がエコーで見ながら、指を導いて下さるんですが、イマイチよくわかりません。

何度もチャレンジするんですが、言われてみれば…。って、感じでハッキリとはわかりませんでした。

逆にこんなわずかなシコリから乳がんが見つかって、明日手術することになるって。

上手く歯車が回って、こうやって、初期で手術ができる自分は、幸運なんだと思いました。

 

先生が、次、会うのは明日手術室でだね。と、声をかけて下さいました。

どうぞよろしくお願いしますと挨拶をして、乳腺外来は終了しました。

 

その後、もう一度、放射線科へ行きました。

センチネルの検査です。

検査着に着替えて、前の骨シンチの検査をした機械に寝転びます。

左腕を上げた状態で軽く拘束されました。

骨シンチの時同様、ただ台の上でジッとしているだけです。

何分かおきに、機械が移動しますが、私自体は何もすることなく。

その間にも、検査技師さんが、どこかへ行ってしまったりして、完全なる放置で…。

すこし、寂しくなったりしていました。

これなら、MRIとかの、いかにも検査をしています!という状態の方が私には気楽だなと思いました。

数十分して、検査技師さんから、ここに立って下さい。と、声を掛けられました。

先ほどの機械の足元に隙間があって、そこに立つようです。

そこでも、左腕を上げた状態でひたすら静止です。

左腕がだるくなってきたころ、ようやく「終わりました。」と、声をかけていただきました。

つくづく、暇な検査です。

 

洋服を着替えて、病室へ帰りました。