淡々とバタバタと

先日、浸潤性小葉がんであることがわかりました。がんのこと、その他もろもろを綴っていけたらと思っています。

誰に話すべき?

f:id:kakitomato-yukiyuki:20190503063934j:image

こんにちわ、かっきです。

昨日、出先でちょっとした申込書を書いたときに、

「 R1年 5月 2日 」と記入しました。

初めて元号が変わった実感がわきました。

しかし、 R1 ……。

meijiのヨーグルトみたい…。

 

 

さて、乳がんであることを誰に話しするか・・。

一番最初に伝えたのは夫ではなく、

職場の社長の奥様です。

 

私は個人の事務所のようなところで、

パートでお手伝いをさせていただいています。

乳腺外来を受診するときに半休をいただくのに

健診でひっかかったことを

社長の奥様へお話していました。

 

とても気にしてくださっていたので、

診察が終わって最初に電話をしたのは、奥様です。

これからのこと(仕事)もありますし。

 

夫には電話ではなく

直接話をしようと思ったので、連絡しませんでした。

その日、夫は夜勤で夕方に家をでてしまうので、

急いで帰って、結果を伝えました。

 

夫はポカンとしていました。

たぶん、思ってもないことだったんでしょうね。

これから入院や手術があって、

お休みの都合をしてもらうこともあるので、

夫の上司には、話を通しておいてほしいと

出勤前の夫に伝えました。

 

次の日に、子供達にも話ししました。

検診で引っかかったことを伝えていたので、

結果を気にしていたようでした。

子供達に内緒にする気はありませんでした。

長男はもう中学生です。

彼は受け止めれる年齢になっていると思います。

長女は低学年ですが、自分に内緒で親がコソコソ喋っていることに、

疎外感を感じたり、傷ついたりするんではないか

と思ったのです。

 

夫がいるときに、子供達に

「病院で調べてもらったら、乳がんだったよ。

初期だから、この病気で死んだりしないんだよ。

ただ、これから入院をして、手術をして、おっぱいを取らないといけないよ。

入院するから、パパとあなた達に家のことをお願いします。

手術したらしばらく今まで通り動けないから、お家のお手伝いをしてほしいよ。

その後は、お薬を長い間飲まないといけないよ。

心配されると心苦しいから、家族だけの秘密にしていてね。

うちの家族4人と、ママの仕事の人と、パパの仕事の人と、二人の担任の先生にしか話さないからね。

お友達にも秘密にしていてね。」

 

子供達はテレビの情報番組や、健康番組などで、「癌」のことを知っていました。

おじいちゃんが「癌」で、亡くなったことも知っています。

長男は色々思うことがあったのか、神妙な顔で聞いていました。

長女は、死なないんだったらいいや。

それより、家のことやご飯は私が頑張らないと!と、やる気になったようでした。

 

とりあえず一安心です。

これで堂々と家族の前で、夫と話しができます。

 

子供達はしっかりしてるから、話ししても平気だろう。

と、思っていたのです。

でも、もしかしたら、とてつもなく不安を感じているかもしれません。

お友達に不安に思うことを話しすることを禁止されていますし、相談相手がいないのです。

本当にかわいそうなことをしてしまったのかもしれません。

今まで一人で寝ていた長女は、その後私の布団で一緒に寝ています。

本人は、

「ママの布団があったかくて気持ちいいから」

と、言っていますが、不安なのと甘えているのと、いろんな感情があるんだと思います。

私は無神経なフリをして迎え入れています。

 

でも、どこからか話を聞いて変に話がまわってしまうのも嫌だったのです。

そこまで、私は強くないのです。

 

私は子供達には話したいと思いました。

内緒にして、家族の信頼関係が崩れるのは避けたかったのです。

我が家にはこれでよかったんだと思うことにしています。

 

お互いの親には内緒にすることにしました。

高齢で体が不自由な親に心配をかけたくありません。

夫の兄姉にも伝えないことにしました。

 

唯一、私の姉にだけは伝えることにしました。

姉には娘がいるので、遺伝的な癌かもしれません。

体に気をつけてほしいこともあります。

何より入院中、どうしても家族だけで乗り切れないことがあると思います。

そのときに、手伝ってもらいたかったからです。

姉も忙しい人なので申し訳ないのですが、

入院の保証人にもなっていただかないといけませんし。

 

子供達の担任の先生へは、家庭訪問のときに、病名も入院のこともお伝えしました。

入院中は家族だけで乗り切るつもりであること。

家でのフォローが、その間、十分にできないかもしれないこと。

子供達は知っていますが、他人に内緒にするように伝えていること。

もしかしたら、子供達が不安定になるかもしれないので、少し気にとめて様子を見ていてほしいこと。

 

 

これから、我が家は一つのチームとして、

乳がんと付き合って行きたいと思います。